この度、鹿児島市・かごしま県民交流センターにおきまして、平成29年6月2日(金)~4日(日)にNPO法人日本歯科放射線学会第58回学術大会・第14回定例総会を開催することになりました。
平成22年に、第15回画像臨床大会を鹿児島で開催させていただいてから、早いもので7年が経とうとしております。
近年、形態診断と機能診断の融合であるPET/CTやPET/MRI検査の普及が目覚ましく、画像診断の進歩、向上へと繋がってきました。さらに、これからはDiagnosisとTherapeuticsとが融合したTheranosticsの時代へと移り行くものと考えられています。
今回の大会テーマは、「顎口腔領域における放射線治療と核医学の最前線 — 診断と治療の融合」と題し、顎口腔領域疾患における画像検査はもちろん、核医学検査、放射線治療の現状とこれからについて、活発な討論をしていただきたいと考えております。
本大会では招待講演としてメディポリス国際陽子線治療センターの荻野尚先生に「頭頸部悪性腫瘍に対する陽子線治療」を、北海道大学大学院歯学研究科の北川善政教授に「顎口腔領域におけるPET診断と治療への応用」をご講演いただきます。また、教育講演として日本歯科大学 新潟生命歯学部の土持眞教授をお迎えし、「核医学研究の軌跡 — イメージングからTheranosticsへ」についてご講演をしていただくことになっております。その他に「口腔領域癌に対する放射線治療の最前線」と題したシンポジウムを予定しております。
特別講演には、島津家第33代であり、島津興業社長 島津忠裕氏に鹿児島についてのご講演をいただきます。
本大会では歯科放射線基礎医学、画像診断学、核医学診断学、がん放射線治療学を究める研究者達が討論を行い、得られた研究成果を共有し、さらにその成果を治療に応用し、今後の医学の発展に繋がるものと確信しております。
主催者一同、実り多い学会といたすべく努めて参りますので、関係各位のご支援を切にお願い致しますと共に、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。